SOMPOケア ラヴィーレ洗足池 見学日:2026年6月18日
今回訪問したのは2月にオープンしたばかりの「SOMPOケア ラヴィーレ洗足池」。東急大井町線「北千束」駅、同目黒線「洗足」駅、同池上線「洗足池」駅の3線が利用できますが、今回は駅から徒歩2分程度と一番近い北千束駅から向かいました。時間帯は11時半頃から14時くらいでしたが、周囲の住宅街は車の往来もそれほど多くなく、向かいには小学校もあり、環境に溶け込んだ落ち着いた外観です。
SONPOケアはさまざまなカテゴリーの施設がありますが、こちらは特定施設の指定を取得した介護付有料老人ホームです。内部は吹き抜けの坪庭による採光で明るく、各階とも吹き抜け周りにラウンジスペース、廊下幅も広いので、ゆったりとした空間となっています。
部屋は1人部屋のみですが、約28㎡の広さがあり、介護付ホームにもかかわらず、各部屋にバスルームやミニキッチン、洗濯機置場まであります。要介護者の入浴は原則週2回ですが、プライベートサービスの利用でそれ以上の入浴もできますし、介助不要であれば、ご自身で毎日入浴も可能です。また洗濯も、共用のランドリールームへの往復、下着などに名前を書いて区別するというのが一般的ですが、各部屋でできるのでプライベート性が高いと感じました。ちなみに機器の購入は入居者負担ですが、希望すればスマート家電ルームにすることも可能です。
共用部分としてカフェスペース、理美容室、明るく広々としたダイニング、その隣にプライベートで食事が楽しめるファミリーダイニングがあります。また、エントランス横にコミュニティスペースがあるのですが、来客と過ごすだけでなく、一般にも開放しているので周辺住民の方が使うこともできるそうです。そのため外から直接出入りもできるようになっています。
地域交流といえば、向かいの小学校が複合施設となっており、徒歩数分のところにあるシニアステーションでは、体操やヨガ、太極拳などの運動系から、音楽系、英会話、アート系など多岐にわたるアクティビティが充実しており、介護度が低い入居者の中には、施設独自のアクティビティ以外にもそちらに通って地域住民の方との交流を楽しむ方もいるそうです。
食事はレギュラー食のほか、柔らかく仕上げた軟菜食、ペースト状にした食材を固めて形成したムース食に対応しています。今回レギュラー食と鶏肉の3種類の一口サイズを試食しましたが、軟菜食やムース食もしっかり鶏肉の風味がありなかなか良かったです。朝食は和洋の選択となりますが、昼食・夕食のメニューは1種類。ただし、肉・魚のバランスもよく、生魚は避けるところが多い中、お造りもあったのには驚き。また季節メニューやイベントメニューもあり、飽きさせない工夫を感じます。費用は食べた分のみ計上されます。
料金プランは「前払いプラン」と「月払いプラン」がありますが、前払いプランは85歳以上の方が対象です。ペット可の部屋は3室あり、ペットの入居費用は無料です。
なおスタッフの処遇や改善にも力を入れており、研修制度を充実させているとのこと。また、全室睡眠測定センサーの導入により睡眠時の身体状態を集中管理。スタッフの夜間見守りの負担軽減だけでなく、スタッフの出入りがないことで安眠につながると入居者にも好評だそうです。AIやテクノロジーの活用で業務を効率化することで人手不足を補完し、スタッフの精神的、時間的なゆとりを生み出すとともに、人ならではのケアに時間をかけられるよう就業環境を整備中とのことです。介護体制として1:Xという表現を使いますが、このような新しい介護のカタチによって、必ずしも1:Xだけでは手厚さを図れないかもねとメンバーとも話していました。
安心感と自由度の高いこちらの施設。今後入居者も増え、平均介護度も上がってきたときに、入居者、スタッフそれぞれの満足度がどのように変化していくのか、今後も気にしていきたいと思う施設でした。